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引退ビジネスマンのモノローグ



MUST仕事とWILL仕事

前職(大手情報産業)ではWILL・CAN・MUSTのベン図を示しながら、その重なりを増やしていくのがビジネスマンとしてのレベルアップである的な発言が良くなされていました。

全く間違っていないと思うし、今でも同感なのですが、その3つの要素の本質に気付いていないケースがあると思ったので言語化してみました。

そこで気になってくるのが業務で求められるMUSTとWILLの関係です。の本当の意味とは?(CANは取り組み方でどんどん強くなるのと、自分基準か他者基準か、というシンプル構造なので割愛)

このMUSTとWILLの本当の区分が出来ていれば全く問題ありません。が、多くの場合、本当にMUSTなのか(目的と手段)、自分が心底そう思うWILLなのかで大きく成果と充実度合いが変わってくると思います。奴隷か主人公か

MUSTは下手をするとやらされ仕事になってしまいます。仕事の全てがMUSTで構成されているビジネスマンは本当に残念です。現代の「奴隷」です。

そう言えば余談ですが、産業革命の技術は18世紀よりもかなり前に分かっていた技術なのですが、西洋には奴隷制度が機能していたので産業革命技術が必要なかったという説があります。手軽に安い賃金で奴隷にやらせる方が楽なので産業革命の時期自体が遅くなったらしいです(?)

話を戻すと、MUST業務の目的をしっかり考え、その意味を理解することで意義・意味を見出してWILL化する人が成果を出しやすいと思われます。

ですのでMUSTでも自分で解釈して、自分でやると決めて、自分が主人公になれたらそれはWILLに出来ます。この解釈力が大事で、その解釈力を駆使するには知見・知識が必要だったりします。

逆に、流されて無理やりWILLっぽく言っていても本当に自分が決めたことでなければ「奴隷仕事」となります。

人間心理で既に定説となっていますが、人生を豊かに幸せに生きる為の最も大事な要素は「自分で決めたかどどうか」と言われています。自分で決められる環境にある人や、自分で決めるのが当たり前となっている人は既に幸せな人生を送っています。

基本的に人間はモチベーションの生き物で、感情がOSなので、経済学のホモエコノミクスは存在しないし(たから経済学は間違い易く、行動経済学が注目されている)、良い会社・悪い会社の区分はビジネスモデルだけでなく、従業員のモチベーションを健全に保つ努力をしている会社かどうかに大きく影響するのだと思います。

あとは一緒に働く人、ですね。いくらステキなビジネスモデルの会社でもイヤなヤツとは働きたくないですよね。そういう会社は金の切れ目が縁の切れ目になってしまっています。

「自分の意思で決めたWILL仕事」をどれだけ増やせるか、が人生充実の重要要素だと思います!!

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