バネチャンネル

引退ビジネスマンのモノローグ



学び続けるスタンス

ずっと成長する人の特性を考えてみました。

世の中には、ある程度まで成長して止まる人が結構たくさんいます。そういう人たちだけで組織が構成されてしまうと全く新しいことが生まれない停滞した組織となってしまいます。

ピーターの法則というのがあるそうです。係長までの能力(これは能力というよりも成長意欲なのではないかと思いますが)しかない人が係長に居座り、課長までの能力しかない人が課長へ、部長までの、、、というようにそれぞれが持つ限界の役割に溜まってしまうと、組織の新陳代謝を著しく阻害する事になってしまう状態の事を言うらしいです。

前職の会社では面白い仕掛けでそれを解消していました。それは35歳を過ぎると3年に1回ずつ退職金が倍額になるのです。その翌年は元に戻ってしまう。だから3年に1回は社外からの自分の評価・自分の転職価値を必ず考えざるを得ない状況を作り、刺激を与えて改めて頑張るキッカケにしたり、退職金2倍の時に外に出る(その会社では卒業と言ってました)など、組織に強制的なゆらぎを作り出していました。そのせいかその会社は常に活性化していて、次々と新しい才能ある若手が昇格して活躍する場面が多く見られました。

さて、「学び続ける」というテーマですが、ずっと成長する人には基本的に学び続けるスタンスがベースにあるように思います。

学び続けるという事は、いつになっても不足であるという事を認識していること。この不足は卑屈さに繋がるものではなく、ベクトルを上向きにした上での不足というか、未来へ向かう為の不足という感じだと思います。

学び続ける人は、これから生きていく未来の自分に足りない事がまだまだあると自覚しているので威張りません。だからソフトな印象を与える人が多いです。人との距離が近くいろんな情報が入ってくるようです。結果、更に学びが増えるというループが作られる。

そして学び続ける人は概ね好奇心旺盛で、自分よりも年長者や著名人・有名人に限らず、年下や経験の浅い人からも学べます。というよりも彼らと友人的立ち位置になり、人を知る事で学びを得ているようです。自分とステージの違う様々な人達の感性や感覚を否定せずに学ぶ、だから脳が若々しく老いない、ように思えます。

自分も、60歳になっても70歳になっても(その先はちょっとイメージしきれません)学び続ける人でありたいと本気で思います!!

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