バネチャンネル

引退ビジネスマンのモノローグ



放浪癖

放浪するのが子供の頃から好きでした。

埼玉の田舎に住んでいた小学生時代は、自転車で半径5キロくらいが、放浪範囲でした。基本的には独りで自転車に乗り見たことのない風景を求めてさまよってました。でもいつも行きつくところは利根川の土手でした。

高校生になって池袋近くの江古田に住んでいた頃は、高校までの通学を毎日違う道を通るのが好きでした。よく迷子になって、友人にやっぱり空間は歪んでるという物理の法則に気付いたと言ったら、それはお前の方向感覚が歪んでるだけだと一刀両断されました。

大学の卒業旅行あたりから一気に活動エリアが広がり、ヨーロッパを電車で1ヵ月間、フラフラしてきました。この時の出発では海外旅行経験ある友人に誘われて一緒に行こうとなったのですが、友人の大学がストか何かで卒業試験の時期がずれてしまい、飛行機に乗る前日に独りで行く事になってしまいました。それまで飛行機にすら乗った事ないのに、なんてことだ!と思いつつ、ま、行くしかないか、、、と。

行ってみたら超面白かったです!

言葉は分からなくても、意思を伝える事は出来ると学んだのと、国際都市パリの駅の案内所で英語で質問すると、フランス語で返されてパリ嫌いにもなりました。イギリスの食べ物がホントにマズいのに感動し、ドイツのドナウ川沿いの公衆トイレでホモさんたちの誘惑を受け(もちろん拒絶)、イタリアからスペインに向かう列車から見える幻想的な風景に心奪われたりした記憶は、今もありありと心に残っています。

ヨーロッパ鉄道旅行は社会人になってからももう1回行きました。列車から見える風景全てが芸術品に見える旅でした。

その後、日本中(おおげさです)をクルマとバイクでフラフラしまくり、1つ目の会社の退職時に、アメリカのルート66をハーレーウルトラで横断してきました。

独り、見知らぬ景色に身を置く事で、初めての風景に感動・感心するのと同時に、寂しさを感じつつ、独り対話が進み、自分が動かないと何も起こらない、そんな環境で新しい自分に出会えるのが好きになったように思います。

前向きな孤独を感じられる機会ってとてもステキですね!

夏休みもバイクで放浪

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