バネチャンネル

引退ビジネスマンのモノローグ



メカニズム・力学を知る

仕事をするにあたって、自分が身を置く場所・業界のメカニズム・力学を知ろうとする意識はとても大事だと思います。

ここでいうメカニズム・力学とは個人では決して変える事が出来ない普遍の法則のようなものです。ニュアンス的には公に作ったルール・規則のようなものではなく、いつの間にかそこに備わった自然法則に近いものの事です。これを無理して変えようとすると大怪我をします。

このメカニズム・力学を知らないと、無駄な努力をしてしまい、社内・業界から成果・評価を得られづらく、シンドい思いをしてしまいそうです。途中退席せざるを得ない人もいます。(むしろ合わないと思ったらその方が良いと思いますが)

職場の力学に合わせるという事はこびへつらう事とは違います。物事が決まる流れ・力関係を冷静に観察・分析し、「利活用」していく事だと思います。

どんな力関係でルールが作られ、運営されているのかを知っておくことで無駄な力を使わずに済み、成果に最も繋げやすくなります。

個人的には興味はないですが人間関係を良く観察して、決定権者に信頼されている人や、得意分野・専門分野を持った人に推進させるような仕掛けが出来るか、が重要です。

やみくもに自分が正しいと思って進めようとすることも他者(特に決定権者)に理解されないとただの暴走に見えてしまいかねません。残念ながら私は何度もそういう事をしてしまっています(どう考えても決裁者がアホにしか今でも思えないのですが)。

でも、そこは目的と手段の思考で、我慢しなければなりません。そうしないと自分を含めてみんなが損します。良かれと思って進めたい事も理解できない人にとっては和を乱す我がまま野郎なのです。

敵を知り、己を知らば、百戦して危うからず、と言う孫氏の兵法に似ているようにも思います。

正しいという考え方は危険でもあります。一義的な判定軸で解決するほど世の中は単純ではありません(人間界は)。それぞれの思惑をもった人達がチームで運営している社会だから、そこにはたくさんの正義があるようです。

中には仲良し運営になっている企業も結構多いようです。

また楠木建さんの本に「好き嫌いの経営」と言う本があるのですが、どこかギリギリのところでは論理性というよりも好き嫌いなのですよね。と同時に好き嫌いの労働と言うのもあって良いと思ったものです。

私を含めて経営の責任まで取る気のない人達は、それらを冷静に観察・分析しつつ、許される範囲での好き嫌い軸で、場を支配している力学を使って成果に結びつける事が大切ですね。

一番困るは、この好き嫌いともかかわるのですが、支配しているメカニズム・力学自体が我慢ならないくらい嫌いな時(我慢できるなら、成果の為に我慢しましょう)ですね。

どうしても我慢できなかったら、その時は笑って、潔く辞めましょう。

今や世の中は人手不足ですから、学び続ける人については転職した方が収入は上がります!独立だって以前に比べれば簡単にできます。会社との雇用形態もあと5年もすれば間違いなく大きく変わっています。いち早くそこに身を置くのも世の中のメカニズムの方向性の理解次第です!

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