バネチャンネル

引退ビジネスマンのモノローグ



働きながら学べているか

どんな仕事も3年くらい同じ内容の仕事をしているとパフォーマンスの上昇角度が鈍化、ないしは低下していく傾向があるようです。

最高のパフォーマンスは2年目から3年目にかけて発揮されるケースが多いのではないかと思われます。無邪気なガンバリ力を発揮できるのもこのシーズンです。

なぜ、その様なことが起こるのか自分なりに考えてみると、それは働きながら学ぶことが少なくなっていくからであり、学ぶべき対象者が少なくなっていくからではないかと思われます。

徐々に業務がパターン化してきて、自分が理解しきれない手法を持った人が徐々に少なくなり、無意識に自分がハイレベルな状態であると認識し始めると成長力が著しく低下していくようです。つまり飽きてきます。

未知の世界がそこにあると認識できると、人はそこに吸い寄せられながら、自分自身を駆動させていきますが、未知が無くなると、目の前の世界は平凡で陳腐な風景になってしまうのだと思われます。

よって、上長は常に適切な未知を知覚させてあげる必要があります。押しつぶされるような大きさではダメで、受け手にとって好奇心を掻き立てるほど良いレベルであるのが大事です。

一方、取り組む本人は自らその領域をより深く学んで、自身の未熟を自覚すべきです。成長のS字曲線の第一プラトーでいったん成長期が止まる傾向は様々な世界でありますが、そこで学びを止めると小さい高原(プラトー)止まりの人になってしまいます。近くに、高みに至っている愉快な先達がいれば彼にとってはとてもラッキーな環境と言えます。

学べば学ぶほど未知が大きく深くなったり、自分自身の未熟を思い知る事はよくあるものです。

その領域を深めるのも良し、その世界の先駆者を知り尽くすも良し、その世界で自社(ないしは自分)はどのような勝ち方をしようとしているのかを分析するのも良し、競合の戦略を徹底的に深ぼったりスパイするのも良し、等々、深め方はいくらでもあります。そういう手法を示してくれる先輩がいるととても良いです。

取り組む本人は先輩のいう事を半分信じて、半分疑うスタンスを持てると更に良いと思います。信じきったり、疑って相手にしなかったりでは何も獲得できません。

私は、この「学び続けるスタンス」を自分にとって最大の武器だと思っていて、これがある限り幾つになっても成長期にあると言えるのではないかと思っています。

真面目に学ぶ必要はありません。学ぶ事は本来とても面白く愉快な事のはずですが、日本の下らない教育制度の為、間違った学び方が溢れてしまっています。

面白おかしく学び続ける手法を持てたら楽しいし、自分自身の商品価値も上がり続けて最強ですね!!

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