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引退ビジネスマンのモノローグ



ソーシャルスタイル

ビジネスにおいて、自分と相手がどんなコミュニケーションのクセを持つっているかを知っているととても便利です。

ソーシャルスタイルというのが代表的な一つの理論です。

これは意思表示×感情表示で作る四章限でタイプ分けして、その組み合わせでコミュニケーションスタイルを調整していくものです。

意思表示少なめ感情表現少なめなアナリティカル。冷静沈着で事実ベースで判断していくタイプです。

意思表示少なめ感情表現豊かなエミアブル。相手に気を遣い、優しい性格で人に合わせるのが得意なタイプ。

意思表示をしっかりしつつ感情表現少なめなドライビング。業務をパシパシとさばいていき生産性高く仕事するタイプ。

意思表示も感情表現も強いエクスクルーシブ。ノリで仕事進めるタイプで明るい傾向があります。

それぞれのタイプによって受け止めやすいコミュニケーションスタイルがあります。

アナリティカルには分析に適する事実をしっかり伝える。エミアブルには即席の友人となって伝える。ドライビングには目的とそれに即した情報を順序良く端的に伝える。エクスクルーシブにはとにかく盛り上げて伝える、等々。

ソーシャルスタイルの判定作業はなんとなくこのタイプと決めるのではなく、業務で関わるお客様にたくさんの質問にお答え頂き分析するもので、自分や身近な人から思われるイメージとは違っている事が良くあります。業務をする時のスタイルだからです。個人的には本性とは必ずしも一致しないのではないかとも思えます。

このソーシャルスタイルの間違った使い方は、アナリティカルなので営業に向かないとか、エミアブルなので分析業務に向かないと言う先入観と思い込みです。陥りがちな先入観と真逆の結果もよく見かけます。

現状分析で決めつけるのではなく、4×4の組み合わせで最適なコミュニケーション手法を取ろうと言うものであって、業務への向き不向きを判定するものではないと充分認識しないと知ったかぶったアホがたくさん生まれてしまいます。

そしてこのコミュニケーションは自分が本来どれに属していても、相手が受け止めやすい伝え方を心がけるのが良いです。無理する必要はないのですが、相手を分かった上でそこに対応できる自分の幅を持てる人が、どんなタイプとも仕事出来る人となっていきます。営業マンによってはこういうタイプだとすごく売れるのに、それ以外のタイプの人が相手だと全く売れない、信頼されない、と言う事もよくあります。

本人が思う本性に合っているか否かはさておき、これくらいのタイプ分類を認識した上で、自分のコミュニケーションスタイルを調整していける人が人との付き合い方や、相手に決断して頂くのが上手い人と言えそうです。

理屈を踏まえた上でのアクションが出来るかどうかがとても大事で、結果的に成果に大きく影響するように思えます。理解していれば再現性が高くなるからです。

何事もそうなのですが、理屈や取説を理解した上で進める人はそつなくこなせますね。そして、それを更に飛び越える人は、通常の理屈を分かった上で敢えて変える策が打てる人です。

まさに「守破離」ですね!

ソーシャルスタイル以外にも人のタイプを9種類に分けるエニアグラムというのがありますが、やはり4章限で4つと言うシンプルさ、分かりやすさから、このソーシャルスタイル分類がおススメです。

ぜひ、自身とお仕事上のお相手について少し意識して商談を進めてみると面白い事に気付けるかと思います!

ちなみに私はドライビング寄りのアナリティカルと言う判定です。内心はドライビング寄りのエミアブルと言う分裂タイプだと思っています。

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