自分の取扱説明書を一生かけて完成させていこうと思っています。

完成するのは死ぬ直前で、それが完成することで何の後悔も煩悩もなく、消えてなくなるのが理想です。
というのは大げさですが、日々の生活で自分自身の取説があって、それを自分自身が理解していたらだいぶ気持ち良く生きられそうです。

20年くらい前にそう思い立って、自分が自分自身のコントロールから外れる瞬間を意識するようにしてきました。出来るだけメタ認知の感覚で自分を眺めておく必要があります。その場では気付かなくても後になって、あそこで脱線したのは何故だろう?と考えたりしつつ、主観でなく客観の目線で考え、想像をするとだいぶ自分の傾向が見えてきます。(他者は自分が思う程、自分の事をきにしていない)
自分の元気出るポイント、悲しみポイント、前向きに取り組むポイント、後ろ向きになってしまうポイント、落ち込みからの復活ボタン、加熱し過ぎた時に落ち着かせるブレーキ、等々、自分のターニングポイントとその癖、自分自身で修正する手法を考えて次回から実行していくと徐々にそのコツが分かってきます。

その内に徐々に、予感が機能するようになり、そろそろ注意しよう、この感じだともう直ぐキレるぞ、そしたら余計に疲れる事になる、ちょっと焦点をズラそう、などと内心でプレコントロールする事で被害を最小限にするなど、対応する時間軸の幅も広がっていきます。

自分のバイオリズムによる変化の兆しに、外的要因が加わることでなかなかコントロールしきれない事が良くあります。
ただ、何度も何度も経験していくと、ほとんどのアンコントローラブルな事態になってからどうやって収束していくかがパターン化されていくものです。

あ~あ、やっちゃった、、、こりゃ、落ち込むなぁ、、、。でも2回くらい寝て、頭の中の逡巡が落ち着いてくる頃にはまた復活するのがいつものパターンだよね、などと落ち込み真っ盛りの中でも自分の中に復活の確信があるとそれ以上乱れなくなり、確実にやってくる希望が見えてくるような気分になります。
焦らず落ち着いて自分の取扱説明書を作っていきましょう。
