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引退ビジネスマンのモノローグ



意図的鈍感力

「鈍感力」という本がありましたが、この力を意識的に操れるかどうかが、人生を明るく楽しく生きる上で非常に重要な能力だと思います。

内容はよく覚えていないのですが、表題が強く印象に残ってます。

いちいち、つまらない事で傷付かないのが当たり前で良い事なのだと認識したいです。ほとんどの事はこのつまらない事だと思いますが、このつまらない事だと言うことに気付くには時間の経過が必要です。

そう思うのはかつて傷付いた出来事が数年経つと、なんであんな事に悩んでしまったのだろう?と不思議に思う事ばかりだからです。

ですので、「鈍感力」は未来を先取りする能力でもあるなぁと思います。

最悪な事態になったとしてもだかが知れている、と言う事が歳を重ねるとだんだん分かってきます。最初から気にし過ぎだと理屈では分かってはいたのですが、年齢を重ねて実際の結果を何度も経験してきて、体感でもシックリくるようになってくるのだと思います。

ものの本によると、心配した事の96%は起こらないらしいです。起こったとしても致命傷に至る事はほとんどないのです。個人的な過去実績からもその通りだと確信しています。楽観的と言われるかも知れませんが、楽観・悲観は頭の中にある観念でしかありません。事実、殺されたり、大怪我したり、再起不能になったりしてませんし。

50歳を過ぎる頃には、一瞬、困ったなぁと言う時には、意図的に気にし過ぎず、どんな事が起こっちゃうのかむしろ擬似ワクワク感を敢えて持ってみるようになれました。

しくじったとしても大した事ないのが分かっているのですから。

仮に人に嫌われてもどうって事ない、嫌われた以上に嫌ってやれば良い、くらいに。

「嫌われる勇気」のアドラー心理学によると、人の悩みはほぼ全て人間関係に起因するとの事です。よくよく考えてみるとその通りだと思います。

そもそも人の為に生きているのではないので、そんなに他人を気にする必要はないのです。それに人はそれほど自分のことを気にしていないでしょう。自分の視点に置き換えてみれば明らかで、そんなに人のことなんて考えてないですもんね。

だとするなら過敏に構えてしまうよりも、おおらかに鈍感なくらいが丁度良くて、これから起こる事を観察してやろう、くらいで取り組む方が良いと思います。

そうなると、落ち着いて観察、分析できるようになります。冷静な分析ができると次に活かせます。次へ活かせると徐々に結果が良くなります。それが続けばとっても良い人生になっていきます。

鈍感になる為のコツとしては、舐めてかかる、しくじっても殺されやしない、ミスったら素直にゴメンと言う、そんな人が他人でいたらイイ感じの人だなぁと思う、自分もそれをマネしてみる、とかでしょうか。

これも一つのメタ認知でしょう。そして客観的にステキな人を装ってみる。慣れると意外に簡単に、そう思っちゃお、と考える体質になってくるものです。

変われると認識すると更に容易に自分の意識をコントロール出来るようになります。ちょっと出来た事を増幅していけばかなり自己コントロールできるようになります。

そして何よりも一番大事なのは「自分軸」だと思います。自分の為に生きている事を自覚して、より楽しい人生にする為にやりたい事を一生懸命やっていく事こそが自分に課せられたテーマだと思います。

そのお裾分け的に、他者にもなんらかのメリットをもたらせれば良いですね。それはあくまでオマケです。

こんな感じでかなり自分勝手な老人に向かいつつある自分を微笑ましく思います(笑)

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