バイアスとは偏り、思い込みの事ですが、私を含めて全ての人が持っているものです。

全ての人はなんらかのバイアスを持って生きている、それは悪い事ではなく、当たり前の事だと分かっていないと、ある日突然人間不信に陥ってしまう事もあり得ます。どんなに立派な人も、どんなに優しい親切な人もそうだと思っていた方が良さそうです。その人が持っているバイアス自体がその人を形作る大事な個性の一部だと知っておくべきですね。
しかし周囲に役立つ個性もあれば、害になる個性もあって、時に不自然に目立ってしまうことがありますね。そしてある時、勝手に見損なってしまうのです。
ちなみにバイアス一覧と検索すると錯思コレクション100と言うのが見つかりました。心理法則好きにはたまらないページです。
https://www.jumonji-u.ac.jp/sscs/ikeda/cognitive_bias/cate_s/

個人的に気をつけないいけないなぁ、と思うのは「アンカリング」と「セルフ・サービング・バアイス」です。
※アンカリング→先に知った知識の方が正しいと認識して縛られてしまう。
※セルフ・サービング・バイアス→これ、誰のせい?と罪人探しをしがち。
気を付けないと間違った知識で突っ走り、ミスったら他人のせいにするイヤな奴になってしまうので危ないです。大人になってだいぶ落ち着きましたが、その傾向があるのは否めません。。。

そんなヤバさに自ら気付くような心の仕掛けが大事です。先ずは知識として知っておく、というのが正常範囲に自分自身をとどめておく為の重要な堤防になったりします。
前提として皆バイアス持っている、自分は特に持っていると認識しておく事が大事だと思います。これはある種のメタ認知として、安全に生きる為の重要なノウハウです。

アフターとしては内省が大事ですね。自分自身との対話の時間を持つ(ある意味、孤独な時間を持つ)事が役立ちます。これは下手をすると自分を傷付けてしまう事があるので要注意ですが、全てのエネルギーは変える事ができる未来に向けさせる思考でありたいものです。
そうやって自分自身に、いつもバイアスがあるかも知れないと頭の片隅に置いておく思考プロセスが、少しはフラットに物事を考えられるようにする適度なブレーキとして機能します。
他者に害を与えない、ちょっとした個性の一つ程度に収まる程度のバイアスにしておきたいですね。
知は力なり、ですね。

“自分バイアス” への2件のフィードバック
セルフ・サービング・バイアス→これ、誰のせい?と罪人探しをしがち。
↑わかります、会社で何か起きたときにやりがち(笑)
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ですよねー!
気を付けないとミスを必要以上に恐れる職場になってしまいますね。
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