それは聴くスタンス次第ですね。

興味ない、と簡単に切り捨ててしまうのも自由ですが、そこから面白さや知見・経験を引き出せる力があるとお得です。面白くできたもん勝ちです!
他者の話を単に聞き流してしまうのか、自分に置き換えて、想像するとけっこう楽しめたり、学べたり、未知の経験をシミュレート出来たりします。
ある意味、外付けハードディスクみたいなもので、自分の脳みそを拡張してくれます。(こうやって考えるとGoogleやイーロンマスクが夢想するコンピューターと人の脳が繋がるシーンを思い浮かべてしまいます。もし実験台に無料でなれるなら間違いなく手を挙げたいです!)

かつてはそんな風に思えなかったのですが、50代になってから素直にそう思えるようになりました。
歳をとって、自分よりも経験時間の少ない人からも学べることがすごく多いと気付きました。何故かというと、別の場所、別の時代、それらは異次元と言っても良いくらい未知の世界での出来事だったりしてる事に気付いたからだと思います。

一部の思い込みの激しく頭の固いアホな年寄り(経験者としてそれを大きな価値だと過信している終わってしまった人達)よりもよほど、柔軟で新しい事実を知っていたりします。何よりも若者は学び途上の自覚を持ってベクトルを上に向けるべく努力している人が多いのがイイです。

頂上に辿り着いたと思ってる人の目線は上を向いておらず、下を向いていたりします。それに、そこって本当に頂上なのか大いに怪しいところです。
こんなこと考えながら若い人の話聞いていると、よっぽど自分の方がガキだなぁと思って恥ずかしくなったりしつつも、逆に頭柔らかいんじゃね?と元気になったり、行ったり来たりしてます。

エマーソンの言葉がとてもステキに感じる今日この頃です。
「真の学者になるコツを教えましょう。その秘密とは、出会う人すべてが何らかの点で私の師であり、私はその人からその点を学んでいると考えることです。」
