左右に開いたリボンの形をしているのでリボン図と呼んでいます。でもちょっとこの命名はダサいですね。

マッチングビジネスの基本のことで、ご自身のビジネスがこのマッチングの何処に位置するのかを意識するだけでも仕事の意味合い・川上川下の構造、課題特定がし易くなります。ネット情報産業では必須の思考法です。

リボンの左右のテーマをご自身のビジネスに入れ替えて考えると面白い事に気付いたりします。例えば購入予備軍と商品・サービスも同じような構造に配置出来ます。

また、業界によっては左右リボンだけでなく、もう一方方向にも出ている三方リボン図もあり得るかと思います。
何にしてもほとんどのビジネスは需要と供給をいかに効率的にマッチングさせて利益を生み出す装置を作るかの勝負です。業界のミクロなパーツ部分に関わるとしても必ずそうなるハズです。
これはちょうどweb解析のファネル分析(漏斗の意味で、濾されて次へ向かうプロセスを見える化すること)と似ていて課題特定に非常に便利です。
例えば契約数が増えないので広告を増やしたところ、契約数はほとんど伸ばせなかった。なぜなら本当の理由は反響数ではなく反響から成約に至る成約率にあった為、というような間違いを未然に防げます。

仕事をしながら、この構造化を普通に想像しつつ働けるようになると必ず成果が出やすくなります。課題特定こそ、最も大事なスタート地点だからです。
私の元同僚は、これを何とかしてドカン図にしたいのだ(笑)と躍起になっていました。左右100%マッチングにして真ん中のくびれを無くしたいと言うのです。絶対出来ないと思いつつも、それを本気で考えようとするそのスタンスには感服しました。
リボン図を見ながら時々、感心するのは、世の中の全ての事はマッチングないし衝突して何か新たなモノや利益(価値)が生まれるのだなぁ、という事です。動いて別の何かに突き当たり、何らかの反応が生まれる事にこそ意味があるのだなぁ、と。

斎藤一人さんが、この地球の は行動の星だと言っていたのを思い出します。成功する為の共通原理は動くことだけだと。

ちょっと飛躍しましたが、「マッチング」っていい響きです!