バネチャンネル

引退ビジネスマンのモノローグ



ダイバシティって何故必要?

おそらく生存戦略です。

どちらかと言うと個の為と言うトーンで語られる事が多いダイバシティですが、私はむしろ会社組織の為の方が強いと思います。結果、両方の為のダイバシティが一番良いとは思うのですが。

生物の生存戦略から来たVSRプロセス(多様化・選択・維持)と言うのがあるらしく、その際の必須テーマが多様化なのだそうです。

「両利きの経営」参照

これが生物の世界でも、その生物の一種であるヒトが活動する社会や会社であっても同じなのだと思います。生き残る為の多様的な対応力を準備しておいて、いざと言う時に種として(個ではない)対処できるようにしておく仕掛けなのではないかと思うのです。

世の中の変化のスピードに対して、人の肉体や会社の組織の進化のスピードは追い付かないので、多様な種類を準備しておいて大多数が死んでも生き残る種子を残しておく為のリスク対策(予備)なのでしょう。

更に現代では、ニーズに合わせて商品の多様性が進んでおり、様々なニーズに対応する事が企業として当然の努力と見做されるようになりました。単一商品でヒットする大量消費時代は終わり、細々カスタマイズされたニーズへの対応が出来るように進化してきました。そこにダイバシティ的思考の多様性も役立ってきたのでしょう。

ちなみに地球では過去5回、生物の「絶滅」レベルの事件が起こったそうです。この時に生物が完全絶滅しなかったのは寒くても暑くても食糧少なくても生き延びる事ができた種がいた、と言う正に生命の多様性の賜物です。

「ディープインパクト」(馬じゃありません)と言う惑星が地球に衝突する映画で知りました。更にちなみに、ほぼ同時に「アルマゲドン」と言う同テーマを扱った映画が公開されましたが、世の中のほとんどはアルマゲドン派でした。対して私は圧倒的にディープインパクト派です。「エリー(E.L.E.)」と言う謎のワードから真相を見つけていくプロセスがたまりません。E.L.E.とは「Extinction Level Event(絶滅レベルの出来事)」のことだそうです。

地球の話に比べれば、ちっちゃい話ですが、企業社会でも予測不能な天変地異に晒されて絶滅していった会社がたくさんあります。Y証券、HT銀行など、ブイブイ言わせてた巨大企業があっけなく絶滅してしまいました。多様性で生き延びれたかどうかは不明ですが、業界動向や社会情勢を感じ取って会社の方針に違和感を感じていた方は結構いたと聞いています。多様性が活かされてアクションに繋がっていたら結果は違っていたかも知れません。

単一思考のモノカルチャーは危ないですね!

一方で前述の倒産した会社社員達が立ち上げた会社もたくさんあって、ちょうど森林で倒れた巨木から新たな生命が育まれるようでもあり、社会って生物世界とホント似ているなぁと思います。

何が起こるか分からない、何が起こっても不思議じゃない世界でしぶとく生き抜くには、幅広の構えが必要だと言うことですね!!

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