企業の特定課題解決の為に常設組織の枠を超えてプロジェクトを組む事は良くあります。プロジェクトリーダーはこの特定ミッションを推進する指揮官です。単なるファシリテーターではなく、プロジェクト目的成果の達成の責任も負う人です。

当然、プロジェクトの目的を明確にしつつ、実現の為の手法を広く検討した上で成果に繋げるべく意志決定をしていくべき役割だと思います。
構成メンバーに指針なく業務を振りまくる人では決してあってはいけません。そんなリーダーのもとではプロジェクトの迷走は間違いナシです。さっさと交代させないと大迷惑です。
ところが、上記のようなリーダーが結構いるのです(怒)。てか、今、目の前にも。。。
もちろん全部がプロジェクトリーダーの責任ではないとは思うのですが(中にはプロジェクトオーナーと言う訳分からん人もいたりして。オーナーって一体、何する人やろ??)、最も熱心に取り組むべき人であってその自覚を持つべきなのは間違いありません。

もちろん構成メンバーがメチャメチャ出来る人達で、自走的にガンガン進めていけるなら、それなりに進展するかも知れません。ですが、それでも全体を包括的に取りまとめ、整合性を持って全体を取りまとめ方向付けるリーダーは必要だと思います。
専門用語や難解な言葉を得意げに使い、人を煙にまき、自分は手足を動かさないような人がリーダーに就くと最悪です。とても成果は期待できませんし、成果が出ない言い訳だけはいっちょまえに言ったりします。側から見ているとお前のせいだろ、と言うのが明確なのに屁理屈並べ立て仕事してる風の振る舞いをするのです。

リーダーはどんな構成メンバーなのかをしっかり認識して、最適な振る舞い、的を射た指示、タイムリーなモニタリング、機敏な修正が求められます。前述のようなリーダーではプロジェクト運営が不安定になり、成功確率が下がり、プロジェクトが言い訳作成グループになってしまう事すらあります。

リーダーは実態を正しく理解して、目的実現の為にその進め方・体制等を変えていく提言を自ら気付いて自ら行わなければならない事がよくあります。
上席の意向ばかりを気にして、プロジェクトの本来目的(当然、成果を出す事)よりもそちらを優先してしまう人はリーダーを担うべきではありません。そう言う人なんだ、と言う事は直ぐにメンバーにもバレてしまいます。

大枠だけ決めて、オーナーだか上席だかの顔色伺いばかり考えていて、ミーティングでは偉そうに振る舞って、無責任な他人任せ依頼や、アウトプットされるシナリオについて任せっきりと言う人はリーダーやっていてはいけません!!

目的に忠実に最大成果に向かって(結果成果にコミット)、メンバー見解をフラットに確認しながら、集合知の掛け算アウトプットを行い、確実実行していかなければなりません。
その際に実は一番必要な要件はプロジェクトリーダーの「執念」だと個人的には強く思います!
今まで見てきた数多くのプロジェクトの成否はリーダー「執念」によるところが最も影響していると確信しています。
小賢しさ・賢さよりも「執念」!!
これは何でもそうですねー。悲壮感に囚われた陰なこだわり(呪いのような)モノでなく、やりたくて仕方ないんよ〜、だって面白そうじゃん!と言う陽の爆発力が一番強いです。
