フランスの経済学者トマ・ピケティが多くの過去データを調べ尽くして見つけた資本主義の明確な傾向です。

経済成長よりも投資のリターンの方が大きくなると示した式のことで、つまり資本家と労働者との富の格差は時間と共に拡大していく現実を示しています。

ただし、全ての資本家と労働者は必ずしも固定化されてしまっている訳ではないので、簡単ではないにしても資本家になるべく努力していくのが大事です。入れ替わり戦は常に起こっています。
労働者として自分の身体を資本として時間の切り売りをしながら生活費を稼ぎつつ、収入の一部を資本家として投資していく事で、誰もが100%労働者から少しずつ投資してお金自体に働いてもらう事で数%資本家になり、最終的に100%資本家になれる可能性はあります。それが完全FIREですね。

その為には、お金の勉強をする事であるのは間違いなさそうです。そしてお金を稼ぐ事を下品な事だとか悪い事と思わない事がとても大事です。心の中で、金持ちなんてどうせ悪いことしてるんやろ、清貧こそ美しい、と思っていると、貧からは抜け出せなくなるらしいです。

資本主義の傾向やルールを理解する事はとても重要です。お金は増えるところに向かっていく、まるで増殖を目的とした生き物のようです。ヒトと言う生き物の貪欲DNAが体現されたシステムであって、増殖こそが目的になっているかのようです。
有名なウォーレンバフェットの教えで「急いでお金持ちを目指すのではなく、時間を味方につけて(投資の舞台に乗り続けて)複利のパワーをフル活用していく」のが良いそうです。複利はアインシュタインも人類最大の発明と言っています。

粘り強く時間をかけて、と言うのは、欲をかいて短期で飛躍的な成長を目指すと失敗する確率が高まると言う事らしいです。美味しい話はウソかサギだと思って(年利10%とかで誘われたら詐欺です。有名な手法としてポンジスキームと言うのがあります。)、多少の上下動があってもインデックス投資などに定期で積み立てていくのが一番確実とのこと。(バフェットたろう曰く、しばらくは新興国とコモディティが伸びていくであろうとの事です)
ダルムードの教え(ユダヤの知恵の書)にはどんな収入でも、その1/10を毎月確実に投資にまわしていく、と言う当たり前過ぎるようなススメがあるとの事ですが、これを愚直に実行するユダヤ人の金持ち比率は明らかに高いのです。
そして株式投資を始める際には、必ずネット証券を利用すること!!有名証券会社や有名銀行は私達からバカ高い手数料を取って利益を出しています。

更に個人的にとても大事だと思うのは、自分の時間をMUST仕事でいっぱいにしてしまわない事です。MUST仕事だけで毎日が終わると考えないヒトになってしまいます。上記で触れてきたようなお金に関する勉強や知識を得る事自体がなくなってしまいます。自分のこと・自分の未来を考える時間が無いのは非常に危ない状態です。
そして貯まりつつある、あるいはある程度貯まったお金の扱いも大事ですね。お金は堆肥のようなもの、と聞いた事があります。有効に使えば作物が育つのですが、溜め込んでおくと、たまらなく臭くなる。貯めるだけでなく、自分なりの活用の仕方が大切です。
私の場合はお金を体験に置き換えていき、知恵や発想を高めて、人生を豊かにしていく活動をしていきたいと思います。変なモノ買うクセがあるのですが、それはそれでとても面白い学びと体験に繋がっています(笑)

あと数十年もすれば、消えて無くなる身です。もっと早いかも知れませんし、思いの外長くなってしまうかも知れませんが、お金は生きている間に意味のある体験・知見に出来るだけ転換させていきたいです。溜め込んで臭い堆肥にせず、植物や大事な何かを育てる肥料として活用していきたいですね!!
https://youtube.com/@ryogakucho