なぜ、ビジネスで探索と深化は同時に進めるのが難しいのでしょうね?

真面目な組織、頭の固い組織は深化ばかりに囚われて、イノベーターに逆転されてしまう事が度々あります。

この20年は世界的にそう言うビジネスの場面が多かったように思います。(が、きっとそれ以前も知られていないだけでかなり起こっていた事だと思います)
そうなってしまう理由の一つは、やはり真面目だからかも知れません。悪い意味でいっています。目の前の正攻法に囚われすぎて、それをとにかく一生懸命、時間をかけて取り組めば成果が出ると無意識に信じている責任者が多いのかも知れません。また、途中でやり方を変えるのがみっともないと考えているのかも知れませんし、自分には変える権限がないと思ってしまっているのかも知れませんし、あるいはそれ以外の手法を思考停止してしまい考えられていないのかも知れません。面白おかしくそれを乗り越える思考回路が頭の中に備わっていれば、なんとかなりそうにも思うのですが。。。

目の前にあるやり方が正しい認定され続ければ、後は数多くこなして総量を上げる事になります。やり方が決まっているのであれば、後は時間をどれだけかけるか、によって成果が変わります。
と言う事は、最終的にはどれだけ時間をかけるか競争になってしまいます。と言う事はやるべき仕事・MUST仕事で全ての時間が埋まってしまう。だから忙しかったんだぁ、とある時、気付きました。

MUSTで埋めても新たなモノは生まれづらい、WANTやWILLの時間を作れば新たなモノが生まれやすくなる、と言う事を退職に向けて働き方を意図的に変えてきた2年あまりの期間でやっと気付きました!

テーマを決めて、考える時間を作る必要があります。真剣に紙に書きながら考えたり、ボーッと緩やかに考えたりしながら、思考が熟成されてくるのを待っていると、ある朝、シャワーを浴びながら閃めく、みたいな事が起こりやすくなります。
ただ単に、仕事を早く終えてワークライフバランスとか言ってるのとは違って、テーマに基づいて思考を深める取り組み方がとても充実感に繋がります。何かをイメージしてゼロから作っていける(ホントはきっと色々なヒントから発生したモノでしょうが)と自己肯定感が高まります!

退職まであとほんの少しの期間ですか、この期間でこそ、深まる何かがあるような気がしてます。現業務の終わらせ方と、新たな世界への準備を進めながら、今まで以上の喜怒哀楽を感じ取れると思います。しっかり経験を蓄積すべく取り組んでいきたいと思います!
