バネチャンネル

引退ビジネスマンのモノローグ



実務を理解しない経営はヤバい

実務に寄りすぎる経営判断は危ないのですが、実務の重要ポイントが分からないまま経営するのはもっと危ないと思います。

よく経営のプロと言う人達がいますが、それは企業価値を高めるプロだという意味かと思いますが、企業価値を判断するのは誰でしょう?

それは、彼らからすると、たぶん株主です。

株主が評価する企業価値増とは、配当金が増えて、株価が上がる事で資産が増え続けられるかどうかが、重要な判断軸です。

決して社員が気持ちよく自己実現出来る、働きやすい会社かどうか、ではありません(中長期的にはリンクしてくる筈なのですが、大きな遅効性があります)

実務が分からない、とはどういう事かと言うと、その言葉通りなのは当然として、不都合を時間、コストなど数字で示されたモノしか判断基準に置けない事などもあります。

社員の不満足などは今やオープンワークなど退職者の評価や、退職率、エンゲージメントサーベイなどあり、ある程度は分かるようになってきてはいますが、その背景理由などは実務を理解していないと分かりません。評価が分かっても原因が分からないと、間違った打ち手を打ってしまうという事はよくあります。

仕事の内容を理解して(活動のプロセス)、そのステージごとにどんな心情に至るのか、それを行う環境はどんなところか、心理的安全性はどれくらいのレベルなとか、負の感情を相談出来る相手がいるか、出来ればそれを決定者たる経営陣に伝えられる関係性にあるか、など必ずしも数値化できないところに肝心なポイントがあるように思うのです。

アンケートをとると、会社が目指す方針に賛成の意を示しながらもつまらない仕事だと思っている、イヤな仕事を押し付けられている、本音の相談先がない、など実は書こうにも書けない心情がたくさんあります。本音を書くと追及されて怖い、と言うのもかなりあります。

ある経営陣の1人がこんな事を言っていました。「この仕組みになると楽になると思うが、今の人力でやれていて不都合ないなら初期コストがかかる分だけ勿体無いので、このままで良いと言う経営判断は正しい」。こんな事言ってるヤツに未来が築けるのでしょうか??ホント、ムカつきました。

上記の話をしていた時に、ある話(本当か嘘かは知りません)を思い出しました。イギリスの産業革命は技術的には本当はもっと前に実現できた、奴隷がいたのでそれをする必要性がなかった、と言う話です。

人は自分の視界でモノゴトを判断します。経営陣と呼ばれるような他者の人生に大きな影響を与える人達には大きく広い視界で判断をして欲しいと思います。判断軸には数字だけでは示せない人のモチベーションや心身の健康などをどう考慮出来るか、感じ取れるか、が中長期経営視点でとても大事な能力だと思います。

従業員を奴隷的に扱ってしまっている役職者がいる会社はサッサと辞めてしまうのが良いです。自分の視界を広げれば他に自分にマッチする会社や働き方はたくさん見出せるハズです。

どの立ち位置にいる人も「視界狭窄」になっていないか、ちょくちょく確認していきたいですね!!

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