あらためて思いますが、呼吸って大事ですねー

しかもその目指す効用毎に様々な呼吸法があるのですね。
いろいろな呼吸法が語られています。腹式呼吸(しっかり肺を使い酸素を充分取り込めるが、お腹が出てしまいそうで心理的に苦手)、鼻呼吸(私は落ち着けるので、基本的に全て鼻呼吸です。以前は走ってた時も鼻呼吸できる範囲のスピードに抑えて無理しないようにしていました)、瞑想呼吸(サウナは必ずこれです。心が落ち着き、熱さが消えて(?)いきます)、などなど。

個人的に変な実験をしてみた事があります。と言うか、ある日、気付いてしまったのです。横になって呼吸をグッと停めると心臓の鼓動のスキップが出来ると言う事に!!何度やっても変えられるのです。時々気が向くとそんな事をしておりました。

ただ、ひょっとすると、これって危険かも知れません。いつしか(これがキッカケかどうか分かりません。。。)、不整脈が出るようになってしまいました。以来、こんなバカな人体実験はしないようになりました(笑)。

個人的にとても有効だなぁ、と思うのが「丹田呼吸」です。武道ではよく臍下三寸(ここが丹田、モノの本にはへそ下5cmとも)に集中する事で心身を安定化させ、一つ一つの技の切れ味が変わってくると言われます。(私はちなみに学生時代に極真空手に夢中になっていました。「大山空手、もし戦わば」は絶対にあり得ない猛獣対決を想定した奇想天外な戦い方が書かれていて、空手を始めるキッカケとなりました(笑))
走る時は汽車になれ、シュシュポッポ、シュシュポッポと走るのが良い、と中学校の体育の先生が言ってました。これはホントですねー。身体も汽車のように長く走れるイメージもって走ると気持ち良いですねー。BGMはヴァンゲリスの「Chariots of Fire」
そして、どれも前述の鼻呼吸をベースとします。鼻呼吸法は呼吸のスピードを緩やかにして、しっかり酸素を取り込む為にも一回一回が深呼吸になっていき、自律神経を整えて、気分の安定化に良い手法でもあります。
人はバランスの生き物なので、機械のようにカチカチとは動きません。その代わりに非連続の発想や思い付き、気まぐれを作り出せて、人生を楽しませてくれます。そのベースのバランスを取る為の軸の揺れが、呼吸なのだと思います。

また、人は死ぬ時は肺から死んでいくとも聞いた事があります。老人の死の原因は肺炎などからが、とても多いらしいです。呼吸が止まったら数分で脳に酸素が届けられなくなって脳細胞が死んでいきます。
なので呼吸は生命の一丁目一番地なのでしょうね。
これを少しずつコントロールして、生命の質を高めていくと言うのは、ある意味、当然なのかも知れません。
いつか、インドの奥地でカリアッパ先生(中村天風のお師匠様)のような人から本格的なヨガと呼吸法を学ばせて頂きたいと思う今日この頃です。
