「筋肉は裏切らない」は既に古い言葉になりつつありますが、個人的にはかなり共感しています!

自分に合った基本運動(無理をするのはNGです)を設定できるととても健康・快適に過ごせると体感しています。

どんな効果があるかですが、基本的な筋肉が作れていれば年齢を重ねても姿勢が崩れなくなります。シュッとした姿勢自体が見た目年齢に影響するようです。更にポジティブな脳内物質が出ることによって内面からも元気になれます。日常的に行うことで、気持ちのリセットや、リスタート切れる印象があり、快適感が増します。
更に筋肉を付けておくと、いざという時の踏ん張りがきく身体を作れます。イレギュラーでどうしても無理しなければならない時もあると思いますが、身体がついていかない事でやりきれない不本意さは本当に悔しいものです。そんな時の為の備えとしてもとても大事な取り組みだと思います。

私のオススメ運動は4つプラス2(以前にも書かせてもらいましたのでリンク貼ります)
4つとは、腕立て、腹筋、スクワット、カーフレイズ(カーフレイズは踵の上げ下げです)。特に最後のカーフレイズは簡単にどこでもやれる簡単な運動ですが、第二の心臓と言われるふくらはぎの筋肉を動かすのは非常に重要です。回数は無理なくやれる回数で良いと思います。ここで無理するのは一番のNG行為です。無理なく出来る回数にして、余裕があるのであればセット数を増やすのが良いです。
プラス2は「早歩きお散歩」。出来れば陽の光を浴びながら。陽の光をあびた有酸素運動はとても気持ち良いです!長距離走は頑張り過ぎて無理してしまって継続出来なかったりするのは一番もったいない行為です。やめるくらいなら歩いた方が100倍良いです。膝や踵を痛めるリスクも少なくて済みます。
もう一つは、柔軟体操が出来たらとても良いと思います。敢えて通常はとらない無理な姿勢をしないと身体はどんどん固くなっていきます。筋肉もそうですが、日常に必要ない能力は無くなっていきます。生物はどうやら出来るだけ省エネ化を目指していくらしいのです。ゆるく身体を揺らしながら開脚したり、前傾したりしていれば(正しい姿勢でやらなければダメですが)自分なりに柔らかい身体を作れます。
かつて柔軟対応は運動の前にやることでケガを防ぐとか、筋肉をよりスムーズに動かせるようになるので、その後の運動パフォーマンスが上がると信じられていましたが、どうやらそれは違うようです。柔軟体操をした後のパフォーマンスが下がる方が普通らしいですね。運動の事前準備としての柔軟はあまりやり過ぎない方がようです。あくまで柔軟性アップ自体を目的とした柔軟体操が良いようです。

基礎体力を保持しておければ、特定のスポーツに興味を持った時にチャレンジできる幅を保持しやすいです。過去の実体験として体力年齢の衰え加減を考えてみると、30歳、40歳、50歳と10年単位くらいでストンと落ちる印象があります(精神的な影響もかなりあると思われます。あるいは気持ちが引き金になるとか)。

また、副次効果として、見た目も年齢よりは若く見られるようになります。別次元の話になってしまうかと思いますが、見た目年齢は血管年齢や細胞年齢と相関するという報告もあるようです。
そもそも脳と身体は繋がっています。身体はボロボロでも、脳だけは健康ということは事はあり得ません。ボロボロの身体に脳も引きずり落とされてしまいます。脳は身体の一部ですので、血流良くして健康にしておかないとパフォーマンスは確実に落ちてしまいます。

何かやりたいときに、それが体を動かすことでも頭脳を使うことでも、制約せざるを得ないという残念な状態にはなりたくないですよね。その為にも、最低限の身体を整えておくというのはクオリティオブライフを高める為の必要条件だと思います。