自分が販売した商品の、おおよその原価と利益を知っておくのは経済活動するビジネスマンとして非常に良い事だと思います。

利益とはその経済活動が創出した価値そのものとも言えます。
利益は付加価値の一つで、利益が発生しないものは経済活動的には売る価値のないものを売ってしまっている事になります(この場合、お客様視点は度外視)。

そもそも利益はどう捻出されるか、ザックリ構造的に知っておくと、価値創出のポイントが見えてくるようになります。
自分の営業活動でどれだけ利益が出るのかイメージ出来るかどうかで、リアリティが変わります。せっかく頑張ってお売りしたのにほぼ利益無しだったり、何もしていないのにお客様が自ら買って下さった案件の利益額の大きさなど、売上額とは違う実質利益の世界をおおよそ知っておく事で本来、どこに注力すべきかが分かります。

つまり営業活動の優先順位が見えてきます。つまり成果に繋がりやすくなります。、
会社における社内評価との絡みがあるので一概には言えませんが、会社貢献は基本的には継続的利益創出です。

利益を拡大創出できる仕掛けを積み重ねていき、ステークホルダーに報いつつ(当然、ステークホルダーには従業員が入ります)社会に役立つ事で存在価値を高めていくのが健全な企業の姿だと思います。
おおよそで良いので大きな商品括りで原価と売価の差分と、ザックリ販促費・一般管理費(販管費)の配布イメージが持てると、先ほどの商品優先順位が分かってきますし、イコール商品戦略が見えて来ますし、更には事業運営者視点が見えてきます。これが見えて来ると自ら事業を起こしたり推進したりする際の雛形が頭の中に出来ていき、継続拡大する為の注意ポイントがわかってきます。
企業活動の単なる歯車になって思考停止し、言われた事だけやるのではなく、自らの意思で考える機会を持つ事で、自分自身と周囲にプラス影響を及ぼせるようになります!!

【参考文献】より大きな視点で企業活動を知る為に決算書の読み方は大事です。超オススメ本は「世界一楽しい決算書の読み方」です。ホントに楽しく学べます!
