場面にもよりますが、おおよその数値で語れるのはとても重要だと思います。

当たらずと言えども遠からずという数値で商売メカニズムを語れるか、と言う事です。商売の経理・財務的メカニズムが見えているということです。
中には、細部数値にこだわり過ぎて議論がつまらない方向へ行ってしまう人もいます。その正確さを競うと言う愚かな目的で発言する人がいますが、それはあまり意味がないので無視しておけるとも良いですね。大きくズレずに太い流れをしっかり見えているかが重要なのです。

その為には記憶力を細かい数字に使うのではなく、感覚値や割合・比率をしっかり記憶していく事が大事なので、無理やりにでも数値化して記憶しておけると良いです。記憶は発信すれば発信するほど記憶に定着するので、何度も示していくのをオススメします。
またに見えてくるマジックナンバーの発見などあると気持ちも盛り上がります。※マジックナンバーとはどの組織でも反響10件入ると1件は契約できると言うような普遍的傾向値の事です。ビジネスにはいろいろな場面にマジックナンバーが潜んでいます。

また、人の感情・充実度合い・幸せ度など本来数値化出来ないはずのものについて数値化を試みるのもとても有効です。
数値化出来ないものについて「感覚値で良いので、それって何点?おおよそ何割?」等と言う質問をしていくと深掘り出来ていきます。なぜ、その点数なのか、合格点を何点と設定しての数値化なのか、合格点に至っていないのはなぜなのか?どうすれば合格点を超えられると思うのか?等々、面談自体も楽しく意味あるものに出来ます。
聞かれている側も、そこで初めて数値化してみる試みをして、何故そうなのかを考える機会になるのです。

業績などの数値化し易いテーマも、人の感情にまつわる数値化しづらいテーマも、精緻さを求め過ぎずに、おおよその立ち位置とベクトルの向きを着実に押さえていけば、大きな踏み外しはしないと思われます。
ちなみに私は年次幸せ度推移グラフと言うのを作って追いかけています。グラフの上げ下げについてその理由を記録していっています。

それによって自分のベクトルはどんな事が起こせると上向きに出来るのか、過去の推移を見て「大丈夫、良くなってる!」と自分を勇気づけるツールにしています。
生きていれば、想定外の事がいろいろ起こりますが、数値化してみて、理由原因を特定して、取組をチューニングして未来を作ろうとしていけば、ギザギザしながらも確実に良い人生に出来ると思います!
