バネチャンネル

引退ビジネスマンのモノローグ



超広域営業テリトリー(八王子~日光まで)

大手情報産業R社の不動産情報誌営業職の時に、担当させていただいたテリトリーです。賃貸・売買・注文等、種別もなんでもあり!!クルマで移動でいろいろ考える時間が持てました。

そこで学んだのは、不動産業界とは言え、賃貸・売買・注文(他にも細かい事を言うと売買で仲介と売主、売主の中でも戸建て・土地・マンションと分かれていて、賃貸などは仲介と管理業などに分岐します)で全く別業界のようなビジネスモデルになっており、相乗効果を発揮しづらいメカニズムだと分かりました。

大きなクライアントを任せてもらえなかった事もあり(営業マンとして期待されてなかったでしょう。。。)、かなり広いエリアで何でもアリという状況で営業できたのは、最初は何が何だか全く分からない状態でしたが、後から考えると非常にラッキーな環境でした。

完全に出世コースからは外されている周辺部エリアで広告費的にもビッグクライアントが相対的に少ない環境です。業績期待されている担当エリアだとしたら当然先任者がいるはずなのですが、手薄になっているエリアを人が増えたのでカバーしていこうと担当させられたのだと思います。

私にとって何がラッキーかと言うと、たくさんのエリア比較、たくさんの種別の業者比較ができたのと、競争意欲が相対的に低いエリアでいろいろヒアリングし易い方が多かった為です。

3年くらい担当させて頂きましたが、本当に勉強になりました。違いが見えないと深まらないですし、マーケットは小さい目とは言え、各エリアの雄からマーケット動向を聞けたので、関東周辺部がゆっくりと右回りで動いていくのだなぁ、と言うことも実感できました。

ちなみにこの右回りの波は、江戸時代~明治時代の風水による街作りの影響らしいという噂も聞きました。(参照文献:「帝都物語」みんな壊してやるby加藤保憲)この右回りは本当にそうなのです。価格の上げ下げ・売れ行き変動が東京➡神奈川➡埼玉➡千葉へと動いていくのです。

その他、ネット化へのスピード感は賃貸➡仲介➡分譲デベロッパーの順に変化していきました。これは1件単価×総取引件数との関係から効率性重視の必要性と合致していた為だと思います。同様の順で従業員年齢が若い人から高齢になり、女性従業員比率は下がっていきます。

そして高額エリアはかなりのレッドオーシャンとなります。当然ですが、儲かるところには血気盛んな業者さんが集まっていくのです。そして仲間割れして新たな企業体ができる事も珍しくありません。

振り返ると、最初の営業を上記のような周辺部を広く持たせてもらったのはステップアップの為に業界構造を理解するにあたって非常に勉強になりました。比較しやすい環境で、気付いて、それを確かめる相手がいれば学びは大きくなるものですね!

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