作業は慣れていくと徐々につまらない苦役になって行きがちです。

付加価値を高められていると実感できる活動は楽しくなるものですし、貢献感や自己実現感が高まって行くと思います。

仕事を引退した私の過去を振り返ってみると、業務として単なる作業になりやすいものと、自分の取り組み方の掛け合わせで仕事の中身は大幅に変わります。特にマインドセットが非常に重要だと確信しています。
おそらく大概の作業は何らかの工夫のしようがあるものの、それを推奨されていなかったり、気付きづらい環境だったり、そんな事をしても何の得もない、等でつまらない仕事になってしまっているだけだと思います。
なかなか分かりづらい仕事もありますが、その目的とプロセスを分解・分析して、更に価値を高める進め方はあるはずです。作業自体を目的としてしまうとなかなかそこに気付けないかも知れません。

自分にまかされた仕事は単なるつまらない仕事でしかない、と思ってしまう事もありますが、秀吉の日本一の草履取りや、偉い社長さんが言っていた日本一の便所掃除など、考え方一つで大きな変化を生み出す実例はたくさんあります。
解釈(マインドセット)を変えて取り組み方に工夫を加えて行ければ価値が高まります。そして評価に繋がります。
そういった時に周囲の人、特に上司がその解釈力を気付かせてあげられる人かどうかはとても重要なポンイトですね。

やる気のなくなった配下メンバーに、新たな気付きに誘導し、やる気を喚起させられる上長は価値ある先輩と言えると思います。その為には、その上長自らが同様の考え方に気付く経験がないとそういう誘導は難しいのかも知れません。
どうせ仕事せざるを得ないなら、価値ある仕事を生み出せる思考法を身につけておきたいところです。ガチガチな作業仕事をどう面白おかしく価値ある仕事にできるかは、取り組む本人と、それを依頼する上長双方の考え方(マインドセット)次第だと思います。
引き受けた時点よりも簡単に終わる手順に改善したり、成果・精度を高める作業工程の変更を加えたり、スピードアップしたり出来たら、気分良いですよね。

全ての業務推進において、頭の中にこのマインドセットが定着していれば、ビジネスマン人生できっと良い事がたくさん起こってきます!!