人は見たいものしか見えない、とよく言われます。

社会人になりたての時は、全く意味が分かりませんでした。
しかし、様々な経験から分かったのですが、これは事実だ思います。それぞれが独自のバイアスを持っていて、それに見合う情報以外をフィルターで排除する傾向が人には明らかにあります。
そして、更に似通った情報で満たされて確信や固執に繋がっていくのだと思います。

まるで、現在のSNSのターゲティングの仕掛けと同じ事を、ネットなどない時代から各自がやっていたのです。現在は更にそれが加速する仕掛けがそこら中にあります。
その偏りこそが、個性かも知れないので一概には言えませんが、同じモノを同じ状況で見ているつもりでもそれぞれの風景が違うと言う事を忘れないようにしておく必要がありそうです。不要な軋轢や、誤解を避ける為に。

見える景色が違う事を忘れないようにしつつ、自分自身がある偏った思考に囚われている可能性を頭の片隅において、事実ベースで対話していければ大きな間違いは起こりづらくなるものです。
そして、特にビジネスでは議論を勝ち負けの勝負事にしてしまわないように注意する必要がありますね!!
お互いがお互い様と思えたらスムーズなのですが、どちらかが違う考え方を持っていると成り立ちづらいところです。

そんな時は、やはり寛容さが大事ですね。過去と人は変えられない、変えられるのは自分だけ、とよく言われますがその通りです。
意外と、自らスッと会話の熱を引いて、相手に気付かせる、と言う手法も結構有効です。
「逃げるは恥だが役に立つ」と言う人気ドラマが大好きでしたが、ハンガリーの諺らしく非常に的を射ていますね!!

これは私生活も同じですね!!