人はそれぞれ強みと弱みがあるものです。

そんなモノ、気にせず生きれば良い、と言う考え方も大賛成ですが、一方で自分のレーダーチャートを作って他者と相対的に比較して自分の強みらしい事を伸ばしていこうとする生き方もアリだと思います。
どちらの考え方も自分軸ですね。
社会ではどうしても比較する事で価値の高低を決めたがる事もあるので、自分なりのレーダーチャートを作ってみるのも面白い試みです。

幾つくらいの軸が良いかは人それぞれですが、少な過ぎると思考外の影響が大きくなってしまいますし、多過ぎるとグチャグチャしてポイントが見えなくなってしまいます。
5〜6個程度の軸が良いのでしょうか。
私の場合は、ホントにテキトーですが、営業力(説得力)、対話力(調整力)、独自性(想像力・設計力)、許容力(受け入れ力)、安定性、周囲への影響力(不快にさせていないか)あたりを軸に考えていました。
自分が大事だと思うテーマなので偏っていると思いますし、人それぞれの考慮したい軸があると思います。それで良いと思います。

私の場合は企業で人と関わりながら自分の価値を高めて行くための軸です。どんなステップアップをしていくか、でこの軸は違ってしかるべきです。
他者との競争・協働・協創により成果を最大化するには、これら個々人のデコボコを補い合うチームを作れないとなりません。
その為には、そもそもそれぞれのメンバーのデコボコを出来るだけ掴んでいないと、強みは圧倒的に強化されても、弱点を補う事が出来ない組織になってしまう事があり得ます。こういう組織は長続きしません、ないしは成果が出るのは時の運となってしまいかねません。

時には会社である程度の軸を示しつつ、自己分析研修などやるのも、自分の強み弱みを自他共に認識・許容に繋がって良いかも知れません。
かつては弱みを補強しよう、と言う対応策が多かったように思いますが、今はどちらかと言うと強みを更に強くしよう、と言う打ち手の方が推奨されるように思います。個人的にはその方がより強さが際立って良いと思います。

弱みに着目してもあまり良い事はなさそうです。周囲に積極的迷惑をかけないものであれば放っておいてあげて出来る人がカバーしてあげた方が、不得意分野の改善を待つよりよほど早いし楽ですね。
そう考えると、個々のデコボコと協働体制を組める力がリーダー最強の軸かも知れません!!

そんなリーダーと企業が増えていくと良いなぁ、と思います。