バネチャンネル

引退ビジネスマンのモノローグ



初受注の思い出

埼玉県久喜市のS商事様にて、初めて100万以上の広告費を頂いた思い出です。

周辺の事例を当時の私なりに一生懸命調べて、それなりの根拠を持って提案した広告内容でしたが、結果的に反響・来場ともにゼロと言う恐ろしい結果でした。。。

恐る恐る社長にアポをとり、結果の報告・確認にお邪魔する事になりました。

その時の社長の対応は私を責めるような雰囲気は全くなく、ただただ寂しそうに見えました。その会社も不動産を始めて日も浅く、資金的に余裕があるとは言えない規模の会社さんで、本心はムカついて、金返せ、と言いたいくらいだったのではないかなぁ、と想像します。

結果確認にお邪魔した当日、ちょうど久喜のお祭りの日で、一通り会話をさせて頂いた後、社長がおもむろに表に出ていき、「来てごらん、お祭りが始まったよ」と声をかけて頂きました。

心なしか、寂しい雰囲気のお祭りに見えました。申し訳ないと、涙が出て来そうになるのを必死にこらえていた記憶があります。

その後、この失敗を挽回すべくいろいろと取り組んみ、成果を挙げた、と言いたいところなのですが、全く挽回出来ず、大損させてしまったまま担当変更となってしまいました。

広告でお金を頂くと言うことは、こう言う事も起こってしまうんだなぁ、と思い知った日となりました。

その他、広告費がかさみ(私の提案した一部の広告のみではなく、全体として)で倒産や事業部閉鎖、プロジェクト中止などに至ってしまった事例も複数ありました。もちろん、その他にたくさん成果を作って喜ばれた事もあるのですが、記憶に残ってしまうのは迷惑をかけてしまった例ばかりです。

騙そうとして取り組んだ提案ではないので仕方ないと言えばその通りなのですが、それを自分から言ってしまうのはちょっと違うかも?とも思えてしまいます。

これらから学んで、せめてリスクはしっかりお伝えしてご納得頂いた上での受注をしなければならない!と肝に銘じたものでした。理屈では当然当たり前のことなのですが目標を追いかけている営業マンは残念ながら軽視しがちなテーマです。

自他共に言える事ですが、メリットに重きを置きすぎても軽率な結果を招きがちですし、リスクに重きを起きすぎても鈍重な動きとなってしまいチャンスを逃す事になりかねません。両方をしっかり視界に入れたチャレンジを積み重ねたいですね!!

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