不動産を買う時には、既存顧客との関係性を確認してみるとその会社のスタンスがわかります。もし今後、不動産を購入する機会がある方は売主・仲介会社にその手法と実績をお聞きする事をオススメ致します。

これは不動産に限りませんが高価な商品を扱う分野では、その会社に長くお客様と付き合う覚悟があるのかどうか、そしてその実績はとても大事です。
不動産などは一物一価なので、オンリーワンの物件が欲しくて提供会社はあまり気にしない、と言う方も多いかと思いますが、ゆくゆく大事になる事が結構ありますので確認しておいて損はありません。
ところが、ほとんどの不動産業者(売買)は販売してしまった後はできるだけお客様と連絡を取らないようになります。売りっ放しかよー、と思われてしまうでしょうが、そう言う会社が多いのです。

本来なら不動産のような高額商材で手入れが必要な財産は継続的に取引が発生するハズで、生涯を通じた顧客との繋がりが売上利益の伸び代なのは間違い無いのです。しかし、売る事のみに特化した方が簡単で利益が多いため、上記のような実態となってしまっています。
Googleで「社名 苦情」で検索する方は多いと思いますが、これは念の為として必須で確認しておいた方が良いでしょう。複数出てきて何やら傾向のようなモノが出てきたら直接その会社に聞いてみるのも手だと思います。言い方次第にはなりますが、その会社の担当者にある程度の真摯さを求める作用はあるハズです。ここで疑い過ぎてしまうと企業と購入者のパートナーシップが結び辛くなってしまうので得策ではありません。信頼しているのでしっかり対応して下さいね!と言う絆作りの為のコミュニケーションをしましょう。

今後、不動産は売って終わりではなく、購入者に生涯顧客になって頂く為の関係性と仕組み作りが求められています。既に日本は、とっくの昔からストックマーケットになっているのでこのストックを良質に維持する取引を増やしていくことこそが経済合理性を高める動きと言えます。その取り組みをしっかり進めている業者さんと取引出来ると良いと思います。
※新築の物件は平均的に買った瞬間に(住んでもいないのに)価格が2割程度落ちるってご存知ですか?だから中古が良いと言っているのではないのです。中古を売っている企業こそ法律的に担保される期間が短いので(新築10年、中古数ヶ月〜2年)悪い業者に当たると悲惨です。

ほとんどの購入者は勢いで不動産購入されます。決してそれを否定する訳ではありませんが、舞い上がってしまわず、最低限の物件調査・業者調査はやっておきたいですね。出来れば業界の知り合いを探し当てて、フラットな評判だけでも確認できると安心できます。知り合いを8人辿ると世界中の人と繋がれるらしいので。

一生付き合う事になる家ですので、同様に長いお付き合いが出来る会社から購入出来るのが理想ですね!