バネチャンネル

引退ビジネスマンのモノローグ



最も好きな恐怖映画

「悪魔の墓場」です。

こちらはかなり古い作品ですが、今でも充分楽しんで観れるレベルですし、映画としても名作だと思います。

短絡的に言ってしまえば初期ゾンビ映画の一つですが、バイクで旅に出掛けるオシャレな主人公や唐突にイタリア(?)の街中を裸で横断する女性や、穏やかな田舎の風景など、ダリオアルジェント系ゾンビよりも前の名作です。

レイ・ラブロックがカッコいい。

この映画は小学生の時に(45年前?)校庭で友達と遊んでいたら、その友達の中の1人のお父さんが(小学校に隣接したお家)一緒に映画観に行くかい?と声掛けて下さり、無遠慮に「行くー!!」とタダで連れて行ってもらいました。

車で同級生5人を10キロ離れた映画館まで乗せて行って頂き、どんな映画かも分からないまま、この恐怖映画を観る事になったのでした。

※後にこのお父さん、無免許だったと分かりましたが、本当に優しいおじさんでした(笑)。

単なるゾンビ映画ではなく科学進化に警鐘を鳴らしつつ、切ない結末へ。

映画館では、本当に怖かった記憶しかありません。隣に座っていた友達は終始、顔を手で覆っていて絶対観ていなかったと思います。終わった後にどうだった?と聞くと「怖かったけど面白かった」と。「ウソつけー。お前、手で目隠ししてて絶対観てないやん!!」等と盛り上がりながらおじさんに夕飯をご馳走になりました。

その時、この連れてきてくれたおじさん以外の4人の子供たちの親達は、夜になっても学校から子供が帰ってこず、行方不明になったと大騒ぎしていたのでした(笑)

そんなこんなで当時はメチャクチャ怖い映画と言う印象しかなかった「悪魔の墓場」でしたが、大人になってから見直してみると単に怖いだけでなく、未知の科学への恐れや、人は既成概念を超えた現象は信じなかったり、それによる異分子の排除・拘束や、男女の愛情や、死んだ後の皮肉な結末、など色んな要素が真面目に描かれている作品だと分かってきました。

名作は、何度か観ていく内に、新たに気付くポイントが後から後から出てくるものですね。

※次点として「エクソシスト」。これは誰もが認める傑作ですね!!

グサっと刺さってくる名作にこれからも出会えますように!!

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