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引退ビジネスマンのモノローグ



最も好きなサスペンス巨編映画

「カサンドラ・クロス」です。

思えばウィルスパニック映画の元祖のような映画です。

国際的大スターが集結したサスペンス巨編で、ヨーロッパで最も忌み嫌われるペストから生物兵器開発に使うアメリカの陰謀なども絡む政治サスペンスでもあります。

ジュネーブにある世界保健機関WHO内でアメリカが秘密裏に細菌兵器を開発しいて(しかもヨーロッパでは黒死病として恐怖が植え付けられているペストを使った細菌兵器です)それがテロリストの襲撃でヨーロッパ横断列車内に持ち込まれてしまい列車内感染を引き起こしてしまうのです。

その後始末としてヨーロッパの苦い歴史アウシュビッツになぞらえてポーランドに渡るカサンドラクロスと言う古い鉄橋で崩落させてしまい証拠隠滅を図ろうとするドラマです。

俳優陣も豪華で、「ひまわり」のソフィアローレン、ハリポタシリーズの校長先生をやったリチャードハリス、「地獄の黙示録」のマーティンシーン、殺人事件で起訴されたアメフト界のスーパースターから俳優に転身したOJシンプソン、等々、昔の映画好きなら良く知っている名優がたくさん出ています。

この映画は残念ながら現在は配信されていなくてレンタルビデオ店にあれば観られると言う希少価値映画になってしまいました。

今から思うと、ほんの少し列車を停めれば解決する問題も多くて、わざわざヘリコプターを並走させて感染者の受渡しなどリスクのある事をやる必要は全く無いハズなのですが、物語の展開の中で当たり前に受け入れてしまっておりました。

そして、物語全てが終わる時の電話の意味深さが、間違っていたとしても国を背負って対処しようとした軍人の儚さを感じさせながらエンドロールへと繋がっていきます。

たぶん、自分が多感な時期に観た傑作映画だったのでより深く心に残っているのだと思いますが、今でもこの映画のテーマ曲を聞くと、大きなドラマが始まる期待感、ドキドキ感、そして切なさなどが入り混じった感覚になります。

心に残る映画や本に出会えた事自体が大きな財産ですね!!

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