メルボルンは数年前に世界一暮らしやすい都市と言われていました。その情報もあって留学した訳なのですが現時点での率直な感想を書かせて頂きます。※コロナのパンデミック前なので現在とは違う可能性があります。

たぶん冷静に考えて日本の方が3倍くらい暮らしやすいと思われます。。。

物質的な豊かさ:その種類ときめ細やかさは圧倒的に日本が便利だと思います。コンビニ、スーパー、ショッピングセンターの多さ、便利さは圧倒的に違いますし、扱っている商品がなんだか雑な気がするのですよね。。。

買い物の容易さ:前述の通り、買い物の場所の多さ、種類は明らかに日本の方が多くて便利です。メルボルンでは更に都市部の中心にかたまっていてCBDと言われる中心部を出ると途端にお店の数が少なくなります。


料理の美味しさ:こちらは味覚に違いが影響するので一概に言えないのですが、日本を訪れたことのあるメルボルン在住者が漏れなく日本の食事の方が美味しいと言っているのと、現在ではその価格差を考えると圧倒的に日本の方が評価は高いと思います。
物価の安さ:メルボルンの物価は高いです。感覚値で日本の1.5倍くらいかと思います。ラーメンは一杯2500円くらいします。その代わり時給が高いので(確か最低時給が1700円)バランスが取れている状態かと思います。※海外の食費が高いのは今や常識となっています。「安い日本」に未だ気付いていない外国人も多いようです。

お天気の違い:メルボルンの天気予報はほぼ当たりません。と言うか「晴天」と言う予報の日に確かに晴天の時間はあるのですが、曇って土砂降りと言う時間帯が普通に発生します。本当に目まぐるしく変化するお天気で、朝、晴れれて暑いと思って薄着で出掛け、昼に曇って午後大雨で寒くなって震えてる、と言う事がしばしば起こります。乙女心と秋の空、どころの騒ぎでなく、メンヘラレベルで激変する気候にビックリです!

一方で、自然を活かした公園の豊富さや、人口密度の違いや、1人当たりで使える資源(水は貴重品ですが)はメルボルンに全くかないません。そういった余裕によるものかも知れませんが、通勤電車で不快な対応している人を見かけたことはありません。

なにしろ100年前から1日8時間労働の法律がある国ですので人の労働時間を犠牲にして成果を出すという事をしない方針なのだと思われます。人が役立てる職業は仕事確保の為に残しておくと言うことをしているようにも思います(間違ってたらすみません)。
バス停や駅の改札によく職員さんがいて、困っていると声をかけてくれたりします。あくまで想像ですが、人を減らして利益を上げると言う動きをあまり強力には進めていないようです。

肉体労働やキツい仕事のお給料は高いらしいです。大変な仕事は給与が高くて当たり前と言う考え方があるようです。
短絡的に日本の方が便利だとか、オーストラリアの方が人を大切にしているとか、言えないとは思いますが、考え方の違いはかなり大きいと思いました。
個人的に、最も大きな考え方の違いは「DENCITY(密度)」と定着期間によるものかも知れないなぁ、と思い始めました。あと6週間あるので、その辺りを深めて考えてみたいと思います。
