バネチャンネル

引退ビジネスマンのモノローグ

それなりに充実したビジネスマン生活を送ってこれました。ここ数年、今後の人生を考えてきましたが、まだ体力的にやりたい事が出来る時期に引退し、MUSTに縛られて生きるのではなく(最近、頭の中に「奴隷」と言うワードがよく思い浮かんでしまいます)、素直なWANTに取り組んでいこうと思います。

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帰国後、日本の便利さを再認識

3か月のメルボルン留学で、それまで全く知らなかった海外事情(オーストラリア以外も含めて)をたくさん知れてとても勉強になりました。よく言われる「井の中の蛙」だということも良く分かりましたし、世界的にみると日本のような隣国から隔離された社会は相当珍しい方だと分かりました。地続きの国は公式・非公式ともに交流と軋轢が相当生じています。二枚舌外交など当たり前だし、騙し合いの世界が普通にあるようなのです。

だからと言って日本はダメだと言うつもりは毛頭ないですし、その特性が世界的に評価されていたり好かれていたりする部分もあるのだと感じられました。※全然、関係ないのですが日本のマンガ•アニメの影響力は相当なものでした!!

振り返ってみると、物質的豊かさ•入手の便利さは圧倒的に日本はスゴイと思いました。

お店の数・種類も当然ですし、そこにある商品の品質や良、いつでも手に入りやすい便利さなど、とてもメルボルンとは比較になりません。※ドライヤーを買うだけで大変手こずりましたし、超高かった。。。

一方で、心の豊かさや、余力をもって生きる事が出来る安心さはメルボルンの方が上かも?とも思います。個々人の自由度とそれを許容する社会(いわゆるダイバシティなのでしょうか)は日本とは比較にならないと思いました。自己責任の下にやりたいようにやる、他人に害悪を及ぼさなければ自由にどうぞ、と言った印象です。

街中を裸足で闊歩する若い女性
トラムに裸足で乗る男性

お互いの無理を強要しない事で生じる不便さを許容しあっている感じがする。それが物質的な豊かさの違いを生んでいるようです。

無理やり二項対立化すると、ブツをとるか、精神衛生をとるか、といったところでしょうか。

なのでお客様は神様ではないし、良いモノは高くて当然。お客様からのクレームに他人事のように対応し、謝りません。日本だったら大変なことになりそうです。そして間違ってもより良いものをより安くと言う考え方は無いようです。商品の進化もどうやら遅いようで、ちょっとした工夫を積み重ねる日本的商品はあまりありません。※ちなみにシャーボを持って行って使っていたら驚かれました。なんてスゴいペンなんだ!と。

メルボルンは時給高くて一見良さそうですが(確か最低時給が1700円だったような)、CBD(中心街)は物価高くて生活苦しそうです。街中に住みたいというこだわりのある留学生たちは、どんどん居住費が上がっていくと不安がっています。だったらCBDから少し離れたところから電車で通えば良いのですが、中心街居住の好きな人には無理な選択肢のようです。※私はずっと郊外に住んでいたのでお金をより多く使わざるを得ないCBD居住者はかわいそうだなぁと思っていました。

日本はメルボルンとは真逆で、給料低くて、良いモノを安く売っていますね。最近は少し給与が上がる傾向が出てきていますが、それ以上のインフレで実質賃金は下がってしまっています。

デービット•アトキンソンはより良いモノは高くて当たり前と解き、そうしないアホな経営者が日本の給与水準を上げられない元凶だとしています。

給与低くて安いサービスを受けるのと、給与高くてサービスもどんどん高くなっていく社会と、どちらが良いのでしょう?

気持ち的には給与が上がってインフレの方が成長感を感じて良さそうですね。給与の実質価値なんてすぐには分からないですし、給与が何%上がったという方が直感的に分かりやすいですもんね。

現状で最も良いのはオーストラリアで働いて日本で暮らすことなのかと思います(仕事に就ければ)。

どうせ生きていかなければならなく、生活していかなければならないのであれば、少しでも気持ちよく生きれる人が多い社会が良いですね。ベンサムの「最大多数の最大幸福」と言う言葉が思い出されます。

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