バネチャンネル

引退ビジネスマンのモノローグ



生産性UPと怠け心の関係

「楽する」という言葉は悪い意味で使われる事が多いように思います。

本当にそうでしょうか?

さて、生産性とは単位時間当たりの付加価値をどう高めるか、だとするならば(個人当りの計算もあるようですが今は時間の概念が絶対に必要でしょう)、いかに無駄な事に時間を使わず(楽しい事なら時間使っても良いと個人的には思うところもあります)、最速・最小エネルギーで成果を最大化する事が重要です。

となると、そもそも現状で行われている当たり前の事や、常識的運用ではないはずです。

無駄を無くすには、今やり続けている事で、その効用に疑問がある場合など、どんだけ成果があるのだろう?よく分からないから一旦止めてみてしまおう、それで困らなければ不要なものなんだ。というのが効果検証として一番分かり易かったりします。

逆に付加価値を高めるには、何となくサービスしてしまっていたものを有料化するのが一番てっとり早いです。だったら買わない、となるものは価格とサービス内容が見合っていないという事なので、そこをどう見極めるかが大事なセンスです。

これやったらいくらもらえるだろう?誰がどれくらい得するのだろう?と考えていくと意外とプラスのお金を頂く策もあったりします。私の仕事は不動産にまつわるので、生活に必要なサービスを紹介してサービス提供会社からの紹介料を頂くというのが一番楽ちんで三方よし施策だったりしています。ただし、これって現場営業マンにしてみると評価させるメイン業務ではない為、本気でやらない事がよくあり、なかなか推進しづらいものです。なのでメッセージと、実行者にうま味のある仕掛けの両面で本業化していく工夫が必要です。

いずれにしても共通してあるスタンスは、いかに楽して、ショートカットして、手離れよく、繋げる事で価値をUPさせる、ある種のズルい思考が必要だと思います。

真面目な日本人は、頑張って苦労してプロジェクトXのような取り組みこそ、価値があると思いガチですが、私はそうは思いません。プロジェクトXはもちろん価値ある取り組みですが、楽して同じ成果がでるなら迷わずそちらを選びます。同じ成果が出る時にプロジェクトXを敢えて選ぶのは敢えて難しい仕掛けにして競合優位性を創出する必要がある、など何らかの戦略に基づく選択ならアリですが、そうでないのだとしたらタダの愚か者だと思います。

大事なことは全ステークホルダーの利益・価値総量が大きくっているかどうかだと思います。その手法において苦労したとか、楽したとかは全く関係ないです。関係ないのであれば楽した方が賢い。ただし、楽に出来る事は競合もマネし易いので、そこだけ要注意です。

これは企業も個人も同じだと思います。ショートカットにいち早く気付いて、実行して、先に強くなる事が大事ですね!

働くとは、側(はた)を楽(らく)にする意味だと聞いた事があります。側に楽を提供する際に、自分自身も楽に進めるのは決して悪い事ではないですね!

By:

Posted in:


コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。