組織の活性化策としてジマコン(自慢コンテスト)というのをやっていました。非常に有効な策です!!

ベスプラ(ベストプラクティスコンテスト)と呼ぶこともあります。厳密に言うとジマコンとベスプラは多少ニュアンスが違いますが、ほぼ同じと捉えて良いでしょう。ベストプラクティスコンテストは任されたミッションにおけるナレッジ色が強くなる印象です。ジマコンは正に自分の仕事の自慢です。
そもそもほとんどの職場では自分の良い仕事を言語化すると言う事はあまりないようです。それをコンテストで競うのは、出場者としてはかなりドキドキ真剣モードとなり、見る側もワクワクしながら知見を仕入れられる期待で非常に良い場となります。

そういう場にする為に、場の盛り上げを本気で取り組む必要があります。会場の設定や、投影物、そして司会者は非常に重要です。
業績表彰の場よりも、ある意味、賞賛の場としてはより良い最高の場になると思います。なぜなら一番内容を分かっているハズの自分で自らプレゼンテーション資料を作成し、解説していくので、全てが噛み合ったら大盛り上がりとなります。一方で話しの繋がりが何か食い違ってしまったり、恥ずかしそうにプレしていたらシラケるのです。
営業のプレゼンにも通じるプロセスです。

当然、真剣勝負となります。
そして、それを見ている側も真剣になります。というのも閲覧者全員が会場票を投票する為、全員が判定者になるからです。
そして、出場者全員のプレが終わると、特定の役職者が集まって自組織に必要なベストプラクティス・ベストナレッジ・ベストパフォーマンスはどれかを、異種格闘技とも言える状況の中で1位からビリまで全て選んでいくのです。
※トップ5まで選出するなど出場者に恥をかかせない工夫をするケースもあります。
そしてその裁定を全員が閲覧するオープンな場で決めたりもします。役職者のコメントや視点が全員に見られてしまう。。。これ自体も重要なメッセージになります。
こんな取組みを前職R社ではやっておりました。
そりゃオープンマインドで強い営業マンが育つハズです。

私自身が出場したのは25年も前で、それ以降は判定者側になってしまいましたが、こういう取組みで自分自身を言語化する練習がなされ、「自分」の実力が分かっていき、更に自分を高めたいと思う人が増える組織風土はあらためてスゴイなぁと思います。力強い組織を作る重要施策だったと懐かしく思います。

ちなみに出場はエントリー制が多かったです。あくまで任意であって、苦手な人や、人前に出るのがイヤな人は出る必要はありません。
こういうドキドキする仮想極限状態は人の限界を拡げていく良い場だと思います。