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引退ビジネスマンのモノローグ



鎖国企業は滅ぶ?

鎖国思想では、そのビジネスモデルが持つ成果を最大化は出来ても、その先の未来や、未知の領域までは自由な発想・多くの知見の交流がない限り成長していけないと思います。

オープンマインド企業は競合に情報を取られて負けてしまう、と情報管理に目くじらを立てる経営者がいるのですが、個人的にはそんな事は無い、と思います。

情報が伝わっただけで真似され負けてしまうレベルではそもそも競合優位性など無かったに等しい状況だと言えます。

分かっていても真似できない事こそが真の競争優位性であって、それを社外に出さないように異常な管理パワーかけたり、脅しをしてくる会社はそもそもヤバいんじゃね?と思います。堅苦しくていたいとも思いません。

WINWINの関係性を築き共に成長したり、切磋琢磨の前向きライバルになって更に良い製品・サービスを作ったりする事で業界全体を活性化させる企業こそが真の社会的公器と言えるのではないかと思います。

閉じた会社は自家発酵(この場合は腐敗)して、独自のルールとヒエラルキーで優秀な人材が消えていく、生きづらい会社になっているように思えます。

また、オープンマインドか鎖国体質の人か、競合の事を逐一聞きたがるのに自社の事はごまかすタイプは見ていて残念に思ってしまいます。

そりゃ、核心に触れる超機密事項はオープンにしてはならないと思いますが、出来れば敵も味方も情報共有しながらより良いモノを作る前向き競争できるスタンスで取組みたいものです。

必要以上に情報統制する会社を見ているとジョージオーエルの「1984」を思い出してしまいます。統制され過ぎた国は、人の創造性が奪われていき、必ず低迷していきますね。・・・小説も映画も傑作でした!

ジョンハートの病的な演技が素晴らしかった。リチャードバートンも妙に不気味で良かったです。

古い小説ですが、描かれた世界に近づいているのではないかと怖くなります。

「1984」から、ちょっと飛躍して経済大国になった中国と中国共産党はどうなのか?と考えてみると、彼らは統制を一部解き、巨大な人口マーケット(人民は国から逃げる事は出来ない)におけるタイムマシン経営(先進国のモノマネ)が奏功してきたのだと思います(間違ってたらゴメンなさい)。

巨大な人口マーケットが古臭い社会体制によって制約され大幅に遅れていたのを、海亀戦略でどんどん海亀を海外に送り出して、戻ってきた海亀知見をフル活用して時間差成長してきました。モノマネから経済的な創造が出来るかどうかが今後の中国の大きな課題ですね。

https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000146654.html

中国は全く鎖国なんてしてませんし、遅れを海亀戦略で取り戻しただけなのではないかと。そこには産業スパイの相当な暗躍があったのも事実だとは思いますが(ハニートラップにかかってみたい)最先端産業では国内でもどこでもやってますし、ここで語っている情報の機密性レベルが全く違う話です。また権威主義国家の決める早さはこういう混乱期に有効なの間違いないです(間違った時に堕ちる早さもスゴいです)。むしろ民主主義国家が迷いまくって意思統一出来ず自滅しているようにさえ思います。

政治は良く分からないので話を元に戻すと、正しいかどうか分かりませんが、「閉じると奪われ、開くと獲れる」のだと思います。(※ごく一部の最先端情報は除く)

そこには真の意味での情報リテラシーが必要で、何をどう活かせるか?と考える思考力で臨むと成果が必ず見えてくると。

結論として、人が交流し合う国内社会において秘密主義を貫こうとする企業は滅ぶと思います。秘密主義を堅持するメリットが社員全員にあれば別でしょうが、社員にとって魅力的な会社ではなくなります。

そもそも、おおらかな気持ちで明るく楽しく働いていたいですねー!!

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