創発とは、、、具体的手法や実例も紹介 ナレッジマネジメントなどビジネスにおいて、「創発」は想定していなかった意図や計画を超えるイノベーションを生み出すことを指しそうです。より良いサービスやこれまでにないアイデアを生み出すため、意図的にイノベーションを起こすことを「創発的戦略」と言うそうです。

創発を促す組織は、出来るだけ「多様」な背景を持つ人で構成され、それぞれの人・組織は「個々が尊重」され「自立した存在」であることが共通認識される、との事です。
実際の現場感では、経営と現場の距離が近く、上下だけでなく横方向も高速で情報共有・ナレッジがフラットに共有される組織である事が多いようです。

ピラミッド構造は成していても、情報と心情交流の距離は近くてフラット(あるいはフラットだから近い?)と思われます。
一方通行ではなく、相互交流し合っていて巨大な組織ピラミッドでも実質的距離感は相当近いのです。
先日、初めて読んで感銘を受けた本があります。リクルート元専務の大沢武志さんが書かれた「心理学的経営」ですが、共通点はかなり多いように思います。

リクルートで相当数の研修を受けましたが、その背景や目的が良く分かって今更ながら自身を作ってくれた大事な要素だと気付きました。リクルートの仕掛け等も個を活かして組織成果を最大化する為の実験だったようです。

キーワードは個の尊重と小集団の自組織化。確かにそんな会社でした!
創発型組織と「心理学的経営」は語る次元は違っていても、目指す組織体は非常に近いモノになると感じました。
経営者が社会的評価や、株価や、株主評価ばかり気にしているのではなく、こんな組織で成果をあげたい、と言う主義のようなものがある会社はステキです!!
